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機械製品に対する安全要求と設計方法

第13回 個別安全要求と設計-感電-

感電は、使用者の誤使用や装置の不具合等により、使用者が電流の流れている場所に触れることにより、体内に電流が流れ負傷等を受けることです。使用者が触れる可能性があるノブ、ハンドル、レバースイッチ、パネル等はアースを行い感電しないようにする必要があります。
感電を防ぐためには、接地、ボンディング、絶縁に関して以下の要求を満たさなければなりません。

-接地およびグランドリターンの要求-

  • 電気を使っている装置、使用者が接触する可能性がある部位は全てグランドする。
  • 同一電源を利用する装置は単一に設置する。
  • シグナルグランド、パワーグランド、シャーシグランドは装置レベルで相互に絶縁する。

-ボンディング要求-

  • 各機器間での電位差を最小にして、電気ショックや火災を防ぐ。