機械振興賞　受賞者 業績概要詳細

豚足等の獣毛除去には、回転羽根を設けた円筒形槽の内周面に、砥石等の抵抗壁を貼り付け、湯を掛けながら毛穴を緩め、この抵抗壁によってお互いの獣毛が擦り合って、緩んだ毛穴から獣毛が抜けるという装置が使用されていた。しかしながら、この装置は、(1)砥石の継ぎ目に獣毛や肉片が残り清掃が困難。(2)砥石が食肉に混入する恐れ。(3)砥石の交換費用が、毎年10万円～20万円かかる等の問題があった。

本業績は、これらの問題を解決し衛生的に除毛処理することを目的として、ステンレス製の縞鋼板を多角形に曲げて砥石と同じ効果を持たせる装置を開発した。