機械振興賞　受賞者 業績概要詳細

　量産乗用車用では世界初の2.0L水平対向4気筒ディーゼルエンジンを開発した。水平対向エンジンが持つ特徴を最大限に活かした低振動･低騒音でガソリンエンジンと同じプラットフォームに搭載可能なコンパクトなエンジンになっている。エンジン性能は、最高出力110kW、最大トルク350Nmの出力性能とCO₂排出量148g/kmの欧州2.0ＬクラスAWD(All Wheel Drive)乗用車トップの環境性能を両立している。また、燃料システムには最新のコモンレールシステムを採用し、エンジン下置き可変ターボチャージャー、ターボ直付け排気ガス浄化装置、大型EGR(Exhaust Gas Recirculation)クーラーと合わせて、環境性能･動力性能とも欧州市場の要望に応えるディーゼルエンジンとなった。2008年春から欧州自動車市場で販売を開始している。