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沖縄県の新たなビジネス創造に向けた機械情報産業の可能性

「平成29年度 機械情報産業講演会 in 沖縄」のご報告
開催日時 平成29年10月18日(水)
場所 沖縄県産業支援センター 会議室(那覇市字小禄1831番地1)
テーマ 沖縄県の新たなビジネス創造に向けた機械情報産業の可能性
講師 相模女子大学 准教授 山本匡毅、経済研究所 研究副主幹 太田志乃、同 首席研究員 井上弘基、同 次長 北嶋 守
内容  10月18日(水)に沖縄県那覇市において、「沖縄県の新たなビジネス創造に向けた機械情報産業の可能性」と題し、沖縄県および公益財団法人沖縄県産業振興公社にご後援いただき、講演会を行いました。当日は70名の皆様に足を運んでいただきました。また、講演会後に行われた交流会にも30名弱の皆様と共に、沖縄県の産業や経済について意見交換を行いました。ご参加いただいた皆様には、厚く御礼申し上げます。

 講演会では相模女子大学人文社会学部准教授の山本匡毅先生と、弊所の研究員3名が報告を行いました。
 まず太田研究副主幹は「将来型モビリティの新市場展開―沖縄発の可能性も視野に入れて―」と題して、様々な形の次世代型のモビリティ(移動体)の紹介とそれらが社会に与える影響という観点から、今後どのようなモビリティを創造し活用していくべきか展望しました。
 続いて、山本匡毅先生には「最近の航空機・同部品産業の動向と沖縄県の可能性」と題して、国内あるいは世界全体の航空機産業の現状についての解説と、沖縄県における航空機MRO(整備・修理)ビジネスの展開可能性についてご講演いただきました。
 井上主席研究員は「AI-IoT産業人材「インバウンド津梁」―沖縄=「日本への入口」に重きを」というテーマで、近年のAIやIoTをめぐる世界的動向と、国内や沖縄県での事例紹介を行いました。
 最後に北嶋次長は「中小企業の技術を活かしたスマート農業による沖縄県の発展戦略」と題し、国内の中小製造業企業によるスマート農業への参入状況の紹介と、温暖な沖縄県におけるスマート農業の発展可能性について展望しました。

 今回の研究報告や交流の場が沖縄県内をはじめとした企業や行政など、関係するの方々の活動におけるヒントになれば幸いでございます。

会場の様子
70名のご参加がありました。誠にありがとうございました。

寺田副会長の挨拶
寺田範雄 機械振興協会副会長 兼 経済研究所所長代理 による開催の挨拶

太田研究副主幹の講演
太田志乃 研究副主幹 は将来型モビリティの新市場展開について講演

太田研究副主幹の講演で紹介されたモビリティ
こうした将来型モビリティについての紹介がありました

相模女子大学准教授 山本匡毅先生の講演
相模女子大学准教授 山本匡毅先生 は国内外の航空機産業の動向について講演

航空機産業についての具体的な解説の様子
航空機産業について詳しくご説明いただきました

井上主席研究員の講演
井上弘基 首席研究員 はAIやIoTについて、人材に関する話題を交えて講演

北嶋次長の講演
北嶋 守 次長 は中小企業によるスマート農業機器の開発等について講演

開発されたスマート農業機械
中小企業が開発したスマート農業型の機械について実例の実例も示しました