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調査研究報告書 詳細

機械関連下請中小企業における産業集積構造の変動―地域産業とリンクした下請中小企業戦略―

報告書No. H8−11
発行年月 : 平成9年3月



Ⅰ 主要目次
第1章  産業集積構造の変動と下請企業
1.1 日本型生産分業・下請システムの抜本的再編と地域産業集積の変動
1.2 九州地域における産業集積変化と下請中小企業
1.3 「企業城下町」の形成要因とその機能変化
1.4  基盤的技術産業の事業展開と立地展開に関する動向と見通し
1.5 大田区機械工業の集積構造の変化
1.6 横浜における工業集積の動向
第2章  機械関連中小企業の産業集積変化への対応状況 - アンケート調査に基づいて
第3章   地方地域における産業集積変化と下請中小企業- ヒアリング調査に基づいて
第4章 国内機械関連中小企業の方向性と課題
4.1 機械関連下請中小企業における産業集積変化への対応の特質
4.2 機械関連下請中小企業の方向性と課題
4.3 機械関連下請中小企業活性化への提言
  資料編       
Ⅱ 概要
 近年の大手機械メーカによる国際競争力強化に向けた国内生産拠点の再編並びに海外生産拠点化の推進は、これまでの国内産業集積地の重要な担い手であった基盤技術製造業としての下請中小企業に大きな影響を与えている。
 そこで本調査研究では、産業集積構造の変動に機械関連下請中小企業はどのように対応しているのか、そこに存在している課題は何かといった点を抽出する目的から、茨城県、群馬県、愛知県及び大阪府の機械関連中小企業を対象にしたアンケート調査、産業集積変化に関する北上市と北九州市における事例調査を実施することによって、地域産業政策と機械関連中小企業の役割という視点からの提言を取りまとめたものである。
 なお、本報告書の内容は以下のとおりである。序章:本調査研究フレームの提示、第1章:中小企業研究及び産業立地研究など専門家による産業集積構造の変動と機械関連下請中小企業の関連性に関する具体的な考察、第2章:アンケート調査に基づく上記の4拠点の比較分析、第3章:北上市及び北九州市での産業集積変化の実態把握、第4章:産業集積変化及び地域経済との関係からみた機械関連下請中小企業の活性化への提言としている。