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調査研究報告書 詳細

新たな国際連携の展開―グローバルな競争と連携の実態―

報告書No. H4−3
発行年月 : 平成5年5月



Ⅰ 主要目次
第一部 新たな国際連携の進展
 第1章 技術貿易の推移と現状にみる国際連携の動向
 第2章 1990年代におけるグローバル競争の構造と日米欧の戦略的提携
第二部 主要産業における新たな国際連携とその意味
 第3章 半導体産業における国際連携
 第4章 ニューコンピュータ・インダストリーのグローバルアライアンスの構図
 第5章 マルチメディアにおける国際連携
 第6章 事務機産業における国際連携
 第7章 工作機械産業における日米欧の国際連携
 第8章 映像機器産業における国際連携
 第9章 化学・医薬品産業における国際連携

Ⅱ 要約
 黒字批判の高まりは、日本の機械産業の海外との相互依存的な連携関係の構築の中に、国際協調の道を模索する必要を示しており、また最近の「戦略提携」という言葉の頻発は、技術戦略上、市場・国際戦略上、あるいは当該産業・分野の構造的な変化への対応策として、国際連携が不可欠なものになりつつあることを示している。
そこで最近、特に1990年以降の国際連携が、従来と比較してどのような内容・特徴を持っており、国際協調の流れに沿った成果をもたらすかどうか。企業戦略の一環としての国際連携は、機械産業の今後にどのような意味を持つのかを調査の目的とした。
 本報告書では「国際連携」を「国際間にわたる複数企業による特定目的のための協同の事業を行う緩やかな関係」ととらえ、文献調査を主としながら、機械産業を中心に国際連携の内容(対象製品・技術のレベルなど)、相互にGlVE&TAKEしあう経営資源の内容、またその方向性(なにをどちらからどちらヘ)に注目し、国際連携の意味の把握に努めた。
 調査の結果、産業によりまた新規・成長・成熟化分野などによって状況は異なっているが、全体として国際協調という面で一定の成果を生み出しつつあること、連携によって競争局面におけるポジションの強化が図られる一方で新たに多様な競争関係が生じつつあること、そこでの課題も少なくないことなどがわかった。