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調査研究報告書 詳細

技術革新の要因に関する基礎調査

報告書No. H2-11
発行年月 : 平成3年5月



Ⅰ 主要目次
 1.調査概要
 2.技術革新の要因としての石油危機
 3.ヒアリング調査
  3.1 化学工業 3.2 紙・パルプ工業 3.3 窯業・土石産業 3.4 一般機械工業
  3.5 輸送用機械工業 3.6 電気・電子機器工業
 4.文献調査
  4.1 繊維工業 4.2 化学工業 4.3 鉄鋼業 4.4 窯業・土石産業
 5.技術革新とエネルギー対策技術
  5.1 わが国における技術革新
  5.2 エネルギー対策技術
 6.技術革新と情報化
  6.1 情報化技術の革新
  6.2 技術革新の要因としての情報化

Ⅱ 要 約
 技術革新の進展過程については、これまでいくつかのモデルが示され、様々な調査研究が行われているが、しかし、技術革新がどのような要因によって進展してきたかについて、これまで明確な分析がなされていないと考えている。特に、わが国の80年代の産業技術の発展において、石油危機に対応した脱エネルギー指向技術開発努力が、技術革新の基盤を形成したと言われているが、このような石油危機と技術革新との関係、さらには高度情報化のインパクトと技術革新との関係について、分析を試みることに意味があると考える。
 本調査研究は21世紀に向げた経済・社会の発展のために期待されている技術革新について、その革新の要因分析として、特に、石油危機ならびに高度情報化のインパクトが、過去25年間の日本経済産業の発展過程において、どのような影響を与えたかを明らかにすることにより、今後の産業技術開発政策のあり方を考えるための基礎資料とすることを目的としている。
 本調査研究の成果は、これまで業種別ならびに時系列的に明解な分析がなされていない技術革新の要因分析についての一つの試みであり、今後の産業技術開発政策のあり方を考えるための基礎資料として活用されよう。