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調査研究報告書 詳細

ヨーロッパの電気通信産業(2)―企業分析―

報告書No. H1-8
発行年月 : 平成2年5月



Ⅰ 主要目次
 序:西欧企業分析の視角
 Ⅰ部 変貌するヨーロッパの通信事情
   ・ヨーロッパ・ISDN
   ・ヨーロッパの移動体通信
 Ⅱ部 主要企業の動向
  BT、マーキュリー、C&W、シーメンス、オリベッティ、トムソン、フィリップス、
  エリクソン、ノキア

Ⅱ 要約
 本報告書は前年度につづいて、ヨーロッパの市場統合(92年末)に関連した電気通信産業の変化を調査したものである。ここではとくに電気通信関係の主要企業を調査の対象として分析した。
 とりあげた企業はフィンランドのノキア社からイタリアのオリベッティ社まで延ぺ10社をかぞえている。これらヨーロッパ系電子・通信企業は、1992年の市場統合にむけてどのような戦略を繰り拡げようとしているかについて概説してある。
 ヨーロッパの電気通信はISDN化にともなって、さらには広域市場の形成につれて大きく変わってゆく。そのなかで汎ヨーロッバ企業はいづれ数社に集中するだろうと思われるが、そのキッカケをつくるのは移動体通信分野を核としたクロス・ポーダーヘの動きであろう。しかもその際、中心的存在となる企業はダークホース的企業かもしれない。