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調査研究報告書 詳細

クリーンエネルギー変換技術としての圧縮空気技術の課題と展望調査

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報告書No. H21-3-3A
発行年月 : 平成22年3月


(株)データリソース

【主要目次】

第1章 はじめに

第2章 圧縮空気技術はCO2排出量削減に貢献できるか?

第3章 圧縮空気の可能性と限界

第4章 定置型の圧縮空気利用事例

第5章 移動型の圧縮空気利用事例

第6章 圧縮空気技術のCO2削減効果

第7章 圧縮空気技術の展望と課題

【概要】 

  圧縮空気技術は、自動車や電機を含む広汎な機械類に対して、動力源、電源、(冷)熱源として応用可能で、かつクリーンな汎用エネルギー技術である。本報告書は、圧縮空気技術が、CO2排出量削減に寄与できる技術であることを示すとともに、その将来展望及び普及にあたっての課題を示したものである。
 特に、最近進展が見られる圧縮空気自動車については、MDI社のAIRPod及び青山学院大学の取り組みを中心に開発状況を詳しく記すとともに、Well-to-Wheelのエネルギー効率や燃費、イニシャルコスト、CO2排出量などの面での評価を行い、圧縮空気自動車が次世代自動車の選択肢のひとつになりうることを示した。
 圧縮空気の製造・貯蔵・利用の3技術で優位に立つ我が国にとって、圧縮空気自動車はグローバルな事業機会となりうるが、その普及のためには、高圧ガス規制の改定など様々な課題をクリアする必要があり、事業化を積極的に推し進めていく組織として、コンソーシアムの設立が有効である。