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調査研究報告書 詳細

日本の機械情報産業シナリオ2015に関する調査研究

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報告書No. H19-6-3A
発行年月 : 平成20年3月


(財)統計研究会

【目次】

第1章 本調査研究におけるシナリオ・ライティングとその意義

第2章 現在の機械情報産業における経営焦点

第3章 環境シナリオ抽出のための調査と分析

第4章 シナリオ抽出

第5章 自動車産業のゆくえについての予測

第6章 環境関連技術開発の動向予測

第7章 シナリオの意味合い

第8章 シナリオの企業経営への意味合い

【概要】 

 われわれはしばしば予想もしなかったような事がらが起こるのを目の当たりにして驚くこと(サプライズ)がある。21世紀はいろいろなサプライズが生起する世紀になるのではないかと予想され、我々はそのような激動の時代にどう備えるかを考えなければならない。
 そこで本調査研究は、シナリオ・ライティング法を用いて2015年という近未来についての諸環境の動向を洞察し、機械情報産業企業にとっての意味合いを抽出することで、その行動および経営についての指針を提示することを目的として実施した。
 結論として、本調査研究では日本国内経済活性シナリオ、革新追求型経済シナリオ、海外事業依存型シナリオ、持続可能追求経済シナリオの4つの状況シナリオを抽出した。そして、それらは十分起こり得るという想定のもとで、企業の戦略的構想としてどのような対応行動をとるべきかについて検討し、2つ挙げた。第1は、シナリオに関わらず推進すべき普遍的な対応行動である。第2は、状況がどのシナリオになっていくかによって適切な切り替えをする臨機応変な対応行動である。