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調査研究報告書 詳細

クリーナープロダクション技術普及促進調査

報告書No. H16-2-1A
発行年月 : 平成17年3月


財団法人 造水促進センター

Ⅰ 主要目次

 1.国内調査結果
  (1) CP技術普及活動機関
  (2) CP技術普及プロジェクト
  (3) CP技術普及活動状況 (タイ、ベトナム)
  (4) CP普及上の問題点
  (5) CP普及施策
  (6) CP普及のための今後の協力
 2.現地調査結果(タイ、ベトナム)
 3.CP普及の現状と課題(タイ、ベトナム)
 4.CP普及の方策
  (1) タイ
   1) 概況
   2) 産業が抱える問題点
   3) CPの生産現場での取り組み
   4) CP普及の方法
  (2) ベトナム
   1) CPエンジニアリングセンター構想
   2) 構想実現のための方策
   3) プロジェクト推進の役割
   4) 構想実現のための課題
 5.総括

Ⅱ 概要

 発展途上国のクリーナープロダクション(CP)の普及の現状と問題点を把握し今後の普及の方策を検討するため、タイ及びベトナムを調査対象国に選定し調査を実施した。

 調査の結果、タイでは、企業は、コスト競争力強化にCP技術に期待を持っている。しかし、企業は、政府のCP普及のための法整備等の行政努力にもかかわらず実践技術が伴わないため、いまだCP技術による改善成果を享受するまでには至っていない。ベトナムでは、政府機関、企業共にCPの有効性は理解しているものの実施はほど遠く、工場の生産管理、環境対策の基本から整備していく段階にあると考えられている。

 両国とも、工業基盤を強化するには夫々の工業化の段階に即した改善のための実践技術をシステム的に導入するプロジェクトの創出が必要と考えられる。CP技術を途上国に普及することにより、工場管理の近代化及び環境対策が促進され、工場設備等の機械産業市場の拡大が期待できる。