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調査研究報告書 詳細

戦略的デザイン政策の在り方に関する調査研究

報告書No. H14-6-2A
発行年月 : 平成15年3月


株式会社 UFJ総合研究所

Ⅰ 主要目次
第1章 わが国産業界におけるデザイン活用に係る問題の所在
1.定義と考え方
2.わが国産業界におけるデザイン活用の現状と問題点
3.環境変化による新たな取り組みの必要性
第2章 諸外国におけるデザインに係る諸制度の実態
1.デザイン産業・市場(デザイン力) -米国・英国-
2.デザイン・アワード -米国・ドイツ-
3.デザイン教育(人材育成) -米国・英国・韓国-
4.デザインに関する知的財産権・契約
5.デザイン政策(国・地域) -英国・韓国-
第3章 わが国におけるデザイン活用支援策のあり方
1.全体的な考え方 2.デザイン産業・市場(デザイン力)
3.デザイン教育(人材育成) 4.デザインに関する知的財産権・契約
5.デザイン政策(国・地域)

Ⅱ 概要 
 
経済状況の低迷が続く中、わが国製造業が今後競争力を強化していく上で、デザイン及びブランドが重要な要素の一つである、との認識が深まりつつある。産業界、特に高価値化や差別化等が求められているモノづくりにおいて、デザインを活用したブランドの構築という切り口で業種横断的な振興を図っていくための展望が求められている。
 他方、今年度、わが国としての知的財産戦略を早急に樹立してそれを推進するために設立された『知的財産戦略会議』においては、わが国の「知的財産戦略大綱」が策定された。その中においても、優れたデザインの創造を支援して、魅力あるブランドを活用した価値の高い製品・サービスを提供することの重要性が指摘されるとともに、その環境を整備するための具体的方策について多様な観点から検討して、2005年度までにその結論を得ることとしている。
 本調査研究は、上記のような背景の下に、わが国企業が、製品・サービスの差別化を図ることが可能となるデザイン・ブランドを活用していくための戦略を構築することを目的に、わが国産業界におけるデザインに係る活用・制度の実態、諸外国におけるデザインに係る諸制度についての実態を踏まえ、今後のわが国における産業支援の在り方を検討して提案している。