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調査研究報告書 詳細

AIによる産業革新研究会 研究活動概要

報告書No. 20-4-4
発行年月 : 令和3年3月



【研究活動概要 目次】

1.研究会の趣旨・目的

2.開催状況


No.20-4-4 全文



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【研究会の目的・概要】

 近年、技術革新は世界的に加速度的な進化を続けており、産業にとどまらず社会構造にも大きな変化をもたらそうとしている。とりわけ AI は、きわめて広範で重大な変革を人類社会にもたらす可能性がある。
 このような状況の下、AI は、産業の価値創造プロセスも大きく変える可能性があり、企業をめぐる様々なデータの価値を大きく高めている。単に企業の生産性向上にとどまらず、新事業の創出や新たなビジネスモデルの構築など産業の革新、展開のために、データの解析結果を賢く利活用することが必須の時代となっている。  他方、今までのところ、日本の多くの企業においては、AI やデータサイエンスを活用したビジネスプロセス自体の変革や新たなビジネスモデルの創出まで踏み込んだ事業革新が顕著に進んでいるとは認められない。また、その背景として、経営者からマネジメントレベルまで AI 及びデータ活用の重要性についての意識や行動力が十分高いとはいえない状況や AIによる革新を素早く実行できない企業の組織やマネジメントの問題があるとの指摘もある。
 日本企業、とくに製造業は、ITを省力化のための道具と見てしまう傾向がある。もちろんITにはその機能もあるが、それを超えて、積極的な価値創出の手段ととらえるようにしていきたいというのが、今回の研究会にあたっての問題意識のひとつである。
 製品・サービスなどリアルと結び付いた AI・データサイエンスの利活用は、今後国内外の様々な事業分野で急速に立ち上がっていくと予想される。このような大きな変革期にある今、我が国は AI の本質を十分把握した上でスピード感をもって AI・データサイエンスの利活用による産業の革新及び価値創造に取り組んでいくことが重要である。
 本研究会においては、最初に AI の急速な進化、ユビキタス化が産業のみならず経済、社会、文化などに及ぼす広範で重大な影響を幅広く分析、考察して、AI の本質について理解を深めたい。次にそのような理解を踏まえた上で、AI・データサイエンスの利活用による産業- 2 -革新の実現に向けて、我が国において今後新たにどのような分野でどのようなビジネスが創出される可能性や期待があるかを示していきたい。