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機械振興賞 受賞者 業績概要詳細

テコの原理を使って迅速な抜歯を可能にした抜歯鉗子

企業名:ノイシュタットジャパン株式会社
鶴見大学歯学部
医療法人社団松伯会
所在地:千葉県市川市
神奈川県横浜市
東京都江戸川区
推薦団体:鶴見大学

歯の抜歯には、長年、ペンチ状の鉗子やノミ状の道具が使われてきた。これらの道具は歯の形状や口腔の状況などにより使い分ける必要があるため、往診の際には20種類以上持ち歩かなくてならず、使用後は滅菌処理が必要になるため、後処理にも時間がかかっていた。また、抜歯には90㎏近くの力が必要とされ、力の弱い医師の負担になっていたり、数多く処置をすることが難しかったりした。本業績では、抜歯する歯に穴をあけ、接着剤でネジを固定して、そのネジの頭にくぎ抜きのようにテコをかけて抜く方法を開発した。また、テコの形状をペンチ型として力加減を調整し易くしたことで、安全で出血も少なく、患者の負担も少ない抜歯を可能とした。